テキスタイル企画、販売の昭和毛織(愛知県稲沢市)ウール、シルク生地など天然繊維中心にファッショントレンドを先取りした企画

昭和毛織株式会社

シルクのこだわり

昭和毛織は社名の様に毛織物(ウール)を取り扱う会社ですが天然繊維である絹(シルク)についても多くの商品を企画販売しています
ウールもシルクも、動物(昆虫)がその身を守るために体にまとうものですしなやかで美しい繊維であるばかりか、さまざまな機能を持っていますシルクの神秘的な機能を知っていただき、さらなるシルクの魅力を感じてください
シルクの構造

シルクは蚕が作り出す天然の繊維で、主に「フィブロイン」とそれを取り巻く「セリシン」という2種類のたんぱく質からできています。

この2つのたんぱく質は18種類のアミノ酸で構成されており、人のからだに必要なグリシン・セリンといったアミノ酸をすべて含んでいることから、私たちの肌や髪の組成と極めて近い成分組織を持つと言われています。

自然界に存在する物質の中で最も人の肌に近い繊維。
それがシルクなのです。

シルクのチカラ

シルクには多くの優れた特性があります。
例えば、保温性・吸湿性・保湿性・帯電性・抗菌性・紫外線吸収性などです。

保温性warm

複雑な微細構造でできているシルク繊維の内部には、細かい空気の部屋が多数存在します。シルク製の衣服に袖を通した時にあたたかさを感じるのは、繊維より空気の方が熱伝導率が小さく、肌のぬくもりを逃さないためです。


保温性の高い素材の衣服は、外界の温湿変化の影響を緩和する作用も兼ねているため、防寒具としても活用されています。


国民栄誉賞を受賞した世界的冒険家、故・植村直己さんも、濡れると乾きにくい綿やウール等の素材よりも、保温性・放湿性を兼ね備えたシルクの肌着を好んで着用していたと言われています。

吸湿性warm

普段の生活の中であまり意識することはありませんが、実は私たちの体からは1日にほぼ2リットル以上の水分が排出されています。そしてその約半分が「不感蒸泄」と呼ばれる、呼気やわずかな発汗などによって失われる水分で占められているのです。


シルクの吸湿性(吸水性)は綿の1,3〜1,5倍と言われており、生地に触れていると指先にしっとりとしたなめらかさを感じることができます。さらに放湿性にも秀でるシルクは、吸収した汗をすばやく乾かし、皮膚をサラッとした状態に保ってくれます。この特性により衣服内に余分な湿気がこもらず、いつも快適に過ごすことができるのです。シルクが肌着として愛用されていることも、こういった素材の持つ力が大きく関係しているのでしょう。

保湿性moisture

シルクを構成する要素のひとつセリシンには保湿性が非常に高いセリンというアミノ酸が多く含まれており、近年、理想的な天然保湿成分として注目を集めています。肌への吸着性も高く、長時間にわたって保湿を維持することができるため、水仕事の多い人も保湿成分セリシンの力で手荒れ知らずのすべすべ肌を保つことができるでしょう。


また、空気の乾燥や暖房の影響で肌がカサカサしているように感じる時でも、潤いをたっぷり含んだシルク生地と肌の間には心地よい温度・湿度が保たれるため、快適な着心地を維持できます。

帯電性electrification

冬になると頻繁に生じる静電気。特に衣服の着脱時に発生し、パチパチッという軽いショックを感じることもあります。


繊維の摩擦により発生する静電気は、繊維の電気抵抗が大きければ大きいほど蓄積されていきます。反対に繊維に含まれる水分が多いと電気抵抗が小さくなり、静電気が帯電しにくくなるという性質を持っています。つまり、保湿性・吸湿性に富むシルク製品は帯電防止性にも優れていると言えるのです。


チリやホコリを寄せつける静電気が抑えられることにより、喘息やアレルギーを予防する効果もあります。

抗菌性anti-bacterium

前述のとおり、シルクは優れた吸湿性と放湿性を併せ持っています。この性質が有害物質を吸収するだけではなく、微生物の繁殖を抑制し、私たちの皮膚の衛生状態を良好に保ってくれるのです。特に笹繭や天蚕などには顕著な抗菌性があることも認められています。


これまで絹糸を染色する際、絹糸独自の発色性としなやかさを出せるようセリシンは精錬過程で除去されていました。しかし最近では、セリシンの優れた特性を最大限活かすため、ある程度色素(セリシン)を残した製品の開発が進められているようです。


紫外線吸収性UV absorption

シルク繊維に含まれるセリシンには、紫外線を吸収し活性酸素を抑える性質があります。その紫外線カット率は90%前後とウールと並んで極めて高い数値を示すとの報告もあり、特に人体に有害とされる紫外線波長200〜300NMの透過率が急激に下降すると言われています。つまり、シルク製品を身に付けることで紫外線によるしみ、そばかすなどの肌トラブルを防止することができるのです。


この特性は、真夏の厳しい日差しの中で、繭の中の蚕が紫外線から身を守るために会得した生理機能によるものだと言われています。


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